こんにちは、やなっぎです。
アーリーステージからメガベンチャーまでWebエンジニアとして10年以上活動しています。
Webエンジニアになるために、何から手をつけたらいいんだろう?
Webエンジニアに必要な知識やスキルはたくさんあるし、学習方法もたくさんあるから迷うよね
今回は、未経験だけどWebエンジニアになりたい人のために、未経験からWebエンジニアになるためのロードマップを4ステップでまとめました。
これさえあれば、迷わずに進めれそう!
ロードマップ通りに進めていくことで、未経験からでもWebエンジニアに向けて迷うことなく進めます。
また、すでにWebエンジニアに向けて学習している人も、自分ができていないところを確認してWebエンジニアの知識やスキルを高めていきましょう。
目次
前提:未経験からWebエンジニアになれるのか?
未経験からWebエンジニアには、なれます。
ITエンジニアは専門職なので知識やスキルが必要です。また、年齢や適性などもあるので、誰でもなれるというわけではありません。
逆に言えば、正しい方法を学び、Webエンジニアに必要な知識やスキルを身につけることで十分に未経験からWebエンジニアになれる可能性はあります。
次のようなことに少しでも興味があれば、ぜひWebエンジニアに向けて行動をはじめてみましょう!
- ものづくりが好き
- プログラミングに興味がある
- ITという今後も需要が高い職業につきたい
- エンジニアになって高い年収を稼ぎたい
- フリーランスで独立して自由に働きたい
- リモートワークや在宅など好きな場所で働きたい
ステップ1:プログラミングの適性があるか試してみる
Webエンジニアになるために、まずはプログラミングの適性を確認しましょう。
プログラミングは、合う合わないがはっきりしているので、教材やプログラミングスクールなどの前にプログラミングを仕事としてやっていけそうかを知る必要があります。
そもそも、プログラミングって何?
プログラミングは、コンピュータに指示(プログラム)を作成することだよ。普段使っているスマートフォンのアプリやWebサイトなどもプログラミングで作られているんだ
当サイトの場合はPHPというプログラミング言語で作られているよ!
身近なものの多くがプログラムで動いているんだね!
プログラミングの適性があるかどうか調べるにはProgate(プロゲート)がおすすめです。
Progate(プロゲート)をおすすめ理由は次のとおりです。
- ブラウザ上でスライド学習、コードを書いて結果を確認しながらプログラミングを試せる
- 初心者がつまずきやすい環境構築をしなくてもプログラミングを始められる
- 一部のコースは無料ででき、有料でも月額1,000円前後で安い
未経験の人でもProgateを使うことで、無料ですぐにプログラミングを試してみることができます。
コース内容は、Webエンジニアで必要とされるスキルがカバーされています。
Progateのおすすめの使い方としては、HTML/CSS、JavaScriptの無料部分を実施し、少しでも楽しいと思えるなら有料版にしてみましょう。
有料版にしたら、HTML/CSS、JavaScriptの先のコースを進めたり、Ruby、PHP、Java、Python、Go、Node.jsのどれかのプログラミング言語を学んだり、Command Line、Git、SQLを学ぶと良いです。
どれもWebエンジニアにとって必須の知識で、実際の業務でもこれらの知識を使いながらプログラミングをしてWebサービスを作っていきます。
- 「プログラミングって楽しい」
- 「はじめはよく分からなかったけど、だんだんわかってきた」
- 「エラーでつまったけど、試行錯誤して動いたときは嬉しい」
こんな風に少しでも思えるなら、プログラミングの適性があるかもしれません。
「プログラミングを楽しめるか」ということを頭で考えても誰にも分からないので、実際にプログラミングを試してみるのが近道だよ:)
ステップ2:Webエンジニアに必要な実践的なスキルをつける
プログラミングに適性がありそうとわかったら、次は実践的なスキルをつけていきましょう。
未経験者が実践的なスキルをつけるには、主に次の3つの方法があります。
- 書籍や動画などを使って独学で勉強する
- プログラミングスクールに通う
- 未経験歓迎の企業に転職する
結論から言えば、Webエンジニアになった後のキャリアも考えるとプログラミングスクールに通うのががおすすめですが、順番にメリット・デメリットを見ていきましょう。
独学で勉強する
現場のWebエンジニアも、書籍や動画などを使って、知識やスキルを高めています。そのため、独学でもスキルをつけることは可能です。
しかし、未経験者の人には独学はおすすめしません。
なぜなら、未経験者の人は基礎的なプログラミング知識がないためエラーなどで挫折しやすく、他の方法に比べてスキル取得に時間がかかるためです。
参考までに、Webエンジニアになるまでの平均学習時間は、独学だと18ヶ月程度かかると言われています。一方、プログラミングスクールでは6ヶ月でWebエンジニア転職を達成しているという事例もあります。
- 書籍や動画もあり比較的安く学べる
- 自分のペースや興味分野に応じて学習を進めれる
- 他の方法に比べて、学習時間に時間がかかる
- エラーなどでつまづいても自分で解決できる力が必要になる
独学は、時間がある学生や基礎知識がある現場エンジニアにはおすすめだけど、未経験の人には時間はかかるし、挫折につながりやすいのでおすすめしていないよ。
時間があるなら、スクールをメインしつつ、独学で補うというのが一番効果的だよ!
未経験歓迎の企業に転職する
未経験歓迎の企業に転職する方法で、働きながらWebエンジニアの知識やスキルをつけていくこともできます。
給料をもらいながら、スキルも身につけることができるので、一番良い方法だと思うかもしれませんが、個人的にはおすすめしていません。
もちろん未経験歓迎でも良い企業もありますが、スキルを磨けず次のキャリアにつながりづらいケースも多くあるためです。
未経験歓迎ということは、
- 未経験でもできる仕事でスキルがつかない
- 周りも未経験者ばかりでプロジェクトが失敗しやすい
- スキルがない中で業務をすることで納期やプレッシャーでしんどくなり辞めてしまう
などのリスクがあります。
また、急成長中のWeb企業や大手のWeb企業では、未経験のWebエンジニアを採用することはありません。今後のキャリアアップも見据えたWebエンジニアに転職するには、スキルを磨ける企業に転職する必要があります。
- 給料をもらいながらスキルを身につけることができる
- 未経験からでもすぐにWebエンジニアになれる
- Webエンジニアのスキルを磨きづらい
- スキルがないとブラックな働き方になりやすい
- 今後のキャリアアップをしづらい
企業も未経験から育成するには費用がかかるので、育成が不要な仕事をさせられるか、育成は現場で頑張ってという場合もありブラックな働き方になりやすいんだ。
世の中あまい話はないってことだね
プログラミングスクールに通う
未経験からWebエンジニアになりたいなら、プログラミングスクールに通うことがおすすめです。
プログラミングスクールってそもそも何?
プログラミングスクールは、IT業界で必要な実践的な知識やスキルを学ぶことができるよ。
また、スクールによっては実際にWebエンジニアとして働ける企業も紹介してくれるんだ。
- Webエンジニアに必要な実践的なスキルを短期間で身につけられる
- 転職時にスキルを証明するポートフォリオ作成をサポートしてくれる
- Webエンジニアとしてスキルアップしていける転職先を紹介してくれる
プログラミングスクールに通うことで、独学よりも短期間でスキルを身につけながら、ポートフォリオ作成や、Webエンジニアとしてスキルアップできる転職先も紹介してくれます。
また、国のリスキリングの対象になっているコースでは、受講料の最大70%が補助金としてもらえます。
- 独学よりも短期間で実践的なスキルを身につけられる
- メンターや同期メンバーがいるので挫折しづらい
- ポートフォリオ作成や転職先を紹介してくれる
- 受講料の最大70%の補助金で比較的安く通える
- スクールの期間中にカリキュラムをこなす必要がある
- 補助金があるとはいえ10~30万円ほどの費用がかかる
少し遠回りと思うかもしれないけど、プログラミングスクールでしっかりスキルを身につけることで、Webエンジニアとしてのキャリアを歩んでいけるよ!
Webエンジニアはスキルを高めていくことでキャリアアップができるので、スキル習得にはこだわってね!
プログラミングスクールがたくさんあって悩んでしまう場合は、以下の記事を参考にしてください。
ステップ3:スキルを証明するポートフォリオを作成する
実践的なスキルを身につけたら、スキルを証明するポートフォリオを作成しましょう。
すぐに転職活動をしたくなるかもしれませんが、企業側も未経験の人を採用するにはスキルやポテンシャルの見極めをしたいので、ポートフォリオ作成が重要になってきます。
ポートフォリオって何を作ればいいの?
ポートフォリオは自分のWebエンジニアとしてのスキルを証明するものだから決まったものはないんだ。
フロントエンド、バックエンド、インフラのスキルを幅広く証明できるWebサービスを作るのが定番だね。
すでにWebエンジニアとして実務経験がある場合は、転職活動時に「〇〇サービスを作っていた」「△△機能を開発した」ということで、実績を示しながら転職ができます。
しかし、未経験の場合はそういった実績がないので、ポートフォリオを作ってWebエンジニアとしての知識やスキルを証明する必要があります。
Webエンジニアは、パソコンがあればWebサービスを作れる仕事です。そのため、知っているだけではなく、実際に作れるといったことが重要視されています。
やろうと思えばできるのに実際に動くものがないと、採用者目線では、「やる気がない」か「スキルがない」とみなされてしまいます。
ポートフォリオのレベル感の目安としては、Webエンジニアとして1年働いたぐらいの知識やスキルを求められることが一般的です。
具体的には、HTML/CSS、JavaScript、HTTP、Ruby/PHP/Goなどのうちどれか1つのプログラミング言語、フレームワークやライブラリの知識、Git/GitHub、コマンドラインツール、データベース、SQLあたりの基礎的な知識・スキルは必須です。
多くのプログラミングスクールでは、カリキュラムの中にポートフォリオ作成も含まれているよ。
転職活動を有利に進めるためにポートフォリオはとても重要だから、理想のWebエンジニアになるためにもスクールに通うことをおすすめしているんだ!
転職活動を有利に進めるポートフォリオの作り方については以下の記事で解説しています。
ステップ4:Webエンジニアに転職する
ポートフォリオが作成できたら、ポートフォリオを引っさげてWebエンジニアに向けて転職活動をしていきましょう。
未経験からWebエンジニアに転職する方法
転職活動ってどうやって進めていったらいいの?
転職活動を始める前に、それぞれの転職方法の特徴について理解しよう!
転職方法 | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|
転職サイト | ・求人サイトから自分で求人を探して応募する ・転職サイトごとに第二新卒、IT系などの特徴がある | ★★☆ |
転職エージェント | ・転職エージェントから求人を紹介してもらう ・現在のスキルにマッチしている企業が紹介される (未経験の人はスキルを示しづらいので希望の企業は難しい) | ☆☆☆ |
スクールの紹介 | ・プログラミングスクールから企業を紹介してもらう ・スクール卒業生が転職した企業も含まれる | ★★★ |
プログラミングスクールに通っているなら、スクールの紹介がおすすめです。
実際に、スクール卒業生が転職した企業も含まれるので、未経験からWebエンジニアとして転職した後の働き方、活躍、キャリアなどを確認しながら転職活動を進めることができるためです。
また、自分で探したい場合は、転職サイトのWantedly(ウォンテッドリー)を使うのが良いです。
Wantedlyはやりがいや環境で企業を探せるので、一定のスキルは必要ですが、企業理念や想いに共感することも高く評価されるため、未経験からでもWebエンジニアに転職しやすいためです。
逆に、転職エージェントはおすすめしません。
そもそもスキルがないとエージェントが対応してくれなかったり、仮にエージェントが対応しても未経験歓迎の企業を紹介されて、転職後にスキルが磨けないリスクが高いためです。
キャリアアップしていける理想の企業
理想的には、技術力が高く、モダンな技術や開発スタイルで自社サービスを開発・運営している企業に入れると、転職後もキャリアアップをしやすくなります。
自社サービスを開発・運営している企業では、継続的に機能開発をするために社内のエンジニアのスキルが重要になります。また、Webサービスが企業の売上に大きく影響するので、エンジニアも評価がされやすくなります。
このように、Webエンジニアとしてのスキルアップが年収やキャリアップにつながりやすいです。
また、技術力が高く、モダンな技術や開発スタイルの企業では、環境や周りの人から多くのことを学べ、より短期間でスキルを高めることができます。その先には、転職でより年収を高めたり、副業やフリーランスといった働き方も十分可能になってきます。
転職時に他のスクール卒業生と差別化する方法
スクール卒業生が増えたことにより、年々理想とする自社開発への企業への転職が難しくなっています。
プログラミングスクールに通っている時から、戦略的に差別化を実施していくことで理想とする転職を実現しやすくなります。
採用目線では、現在のスキルよりも将来のスキルに期待して採用をするため、高いポテンシャルがあることを示すと有利に転職を進めていけます。
- Zenn、Qiita、Xなどで最新の技術トレンドをフォローしている
- 個人ブログ、Zenn, Qiita, GitHubなどにアウトプットをしている
- 勉強会やイベントなどのコミュニティ活動に参加している
一生懸命磨いてきたスキルがどこまで評価されるか不安だけど、転職に向けて頑張ってみるぞ!
おまけ:Webエンジニアになったあとのキャリア
おまけとしてWebエンジニアになった後のキャリアについても説明します。
未経験からWebエンジニアになった後に、主要なところでは次の3つのキャリアパスがあります。
- 「転職」してキャリアアップして年収を上げていく
- 「フリーランス」になって自由な働き方を実現する
- 「副業」をして複数のプロジェクトを経験する
Webエンジニアになった後の理想的なキャリアをイメージすることで、Webエンジニアになるモチベーションも高まるでしょう。
まとめ : 全体像が把握できたらプログラミングを試してみよう!
今回は、「未経験からWebエンジニアになるためのロードマップ」について解説しました。
未経験からWebエンジニアになるためには、半年から1年ほどはかかります。
しかし、正しく知識を身につけ、スキルを磨いていけば、Webエンジニアになって、楽しく働きながら、自由な働き方や高年収を実現することも可能です。
まずは、全体像のロードマップを理解した上で、Webエンジニアに向けて、さっそくプログラミングを試してみましょう!
合う人にとってはWebエンジニアはとても楽しい仕事だよ!
少しでも興味があれば、まずは無料でプログラミングを試してみよう
未経験からWebエンジニアを目指していく中でわからないことがあれば、この記事を参考に、都度必要なことを確認していきましょう!