こんにちは、やなっぎです。
アーリーステージからメガベンチャーまでWebエンジニアとして10年以上活動しています。
プログラミングスクールがたくさんあって、どうやってスクールを選べばよいのか分からないよ〜
「失敗したくない!」と思うほどスクール選びは迷うよね!
今回は、Webエンジニアになれるプログラミングスクールの選び方について詳しく解説するよ^^
プログラミングスクール選びは、未経験からWebエンジニアになろうとしている人にとって重要です。
なぜなら、プログラミングスクールはWebエンジニアになるための重要なステップに大きく関わるからです。
- Webエンジニアに必要な実践的なスキルを身につける
- 身につけたスキルを企業にアピールするためのポートフォリオを作成する
- 転職活動をしてWebエンジニアになる
当ブログでは、未経験からWebエンジニアになるためにプログラミングスクールに通うことを推奨しています。
この記事では、自分に適したプログラミングスクールの選び方について詳しく解説していきます。
- プログラミングスクールを選ぶときのポイント
- プログラミングスクールの選び方
目次
プログラミングスクールを選ぶときのポイント
プログラミングスクールを選ぶ際、いきなり1つのスクールに絞る必要はありません。
自分にあいそうなプログラミングスクール候補をいくつかあげて、その中から無料カウンセリングや無料体験などを通して自分に最もあうスクールを探しましょう。
学習目的によってプログラミングスクールは変わる
プログラミングを学習する目的によって、通うべきプログラミングスクールは変わります。
なぜなら、学習する目的で職種やスキルが変わるためです。そのため、目的に合わせた職種やスキルを身につけるためにプログラミングスクールのコースを選ぶことが大事です。
例えば、「モノづくりが好き」「手に職をつけたい」「時間や場所に融通をきかせながら働きたい」といった目的の場合、Webエンジニア転職やWeb制作の副業などが考えられます。
そうすると、プログラミングスクールもWebエンジニア転職ができるコースから選ぶ、Web制作で副業ができるスキルを身につけられるコースを選ぶと具体的に選ぶことができるようになります。
このように、あなたのプログラミングの学習目的から逆算することで、職種やスキルが決まるので、それを実現できるプログラミングスクールを選ぶことができます。
プログラミングスクール選びの7つのポイント
いざプログラミングスクールを選ぶ段階になったら、下記の7つのポイントを参考にしながらプログラミングスクールを探しましょう。
7つのポイントを意識するほど失敗しづらいスクール選びができるでしょう。
- 受講スタイル
- 想定学習時間や受講期間
- 受講料金
- 学習内容
- 学習支援
- 就業支援
- 口コミ・インタビュー
受講スタイル
受講スタイルとしては、「オンラインでの自習」、「オンラインでの講義」、「通学」の3つがあります。
多くのプログラミングスクールでは、オンラインでの自習形式が多く、自分のペースで教材を進めて、わからないことをメンターや講師の方に質問して進めていくスタイルが多いです。
通学や講義スタイルを選ぶ場合は、無理なく通えるかどうかを考える必要があります。
想定学習時間・受講期間
プログラミング学習の想定学習時間や受講期間もプログラミングスクールによってまちまちです。
「働きながら通う」、「仕事を辞めて通う」といった自分の学習状況と照らし合わせて、学習時間を確保して受講期間内に受講ができるかを考えます。
想定学習時間 | 400時間〜1,000時間 (600時間ぐらいが多い) |
学習期間 | 3ヶ月〜1年 (半年〜9ヶ月が多い) |
想定学習時間や学習期間はプログラミングスクールのコースごとに大きく違うので、必ず押さえてスクール選びの失敗する可能性を減らしましょう。
受講料金
受講料金は、「一括払い」、「分割払い」、「月額制」があります。予算に合った金額のスクールを選ぶ必要があります。
受講料を安くする方法として、多くのプログラミングスクールでは厚生労働省の教育訓練給付制度や第四次産業革命スキル習得講座認定制度(Re スキル講座)があります。
これは、雇用保険に入っているなどの受給条件を満たす方なら最大70%の給付金を受けとれるので、受講料金を大幅に減らすことができます。
支払い方法 | 相場目安 | おすすめな人 |
---|---|---|
一括払い 分割払い | 40万 〜 90万円 給付金最大70%がある場合、15万 〜 30万 | ・給付金が受給できる方 ・受講期間が決まっているほうがやる気になれる方 |
月額制 | 月額 1万 〜 3円 (※給付金が適用されないコースが多い) | ・月額で少しずつ始めてみたい方 |
価格だけでなく、学習期間、カリキュラム、サポートなど複合的に見て判断しようね
学習内容
プログラミングスクールのコースによって、学習内容は大きく異なります。
プログラミングを学ぶ目的から職種やスキルを考え、それを実現できるコースを選ぶことが失敗を減らすコツです。
コース例 | 学べるスキル | おすすめな人 |
---|---|---|
Webアプリ開発コース | ・HTML/CSS ・JavaScript ・サーバーサイド言語を使ったWebサービス開発 ・Git/GitHub・チーム開発経験 | 未経験からWeb系企業への転職をしたい方 |
Web制作コース | ・HTML/CSS ・JavaScript ・PHPを用いたWordPressのカスタマイズ | 未経験からWeb制作で転職・副業をしたい方 |
データ分析/AIコース | ・Pythonの基礎 ・データ分析/AIの基礎 | 現在の業務でデータ分析やAIツールで業務改善したい、スキルアップしたい方 |
Webアプリ開発の場合、学習するプログラミング言語には、Ruby、PHP、Javaなどさまざまなコースがあります。どの言語にすれば良いか迷う場合は「【未経験者向け】Webエンジニアになれるプログラミングスクールの選び方」にて解説しています。
学習支援
各スクールでは学習支援として、さまざまな取り組みをしています。
- 現役エンジニアがメンター
- 技術だけでなく学習を伴奏するメンター
- 質疑応答を5分以内で返す
- 同期や先輩とのコミュニティ
- 各種イベント
プログラミングスクールでの学習期間は半年以上はかかるので、モチベーションを維持して、挫折しづらい環境が整っているかをチェックすることが大切です。
特にオンラインでメンター、同期、コミュニティなどの人とのつながりが少ない場合、学習でつまったりするとモチベーションを保てず挫折しやすくなってしまいます。
就業支援
「未経験からWebエンジニアになりたい」、「プログラミングスキルをつけて副業をしたい」という場合には、転職や副業探しの就業支援がおすすめです。
未経験の場合、業界知識、転職の進め方、仕事の取り方など分からないことが多いため、就業支援があると転職や副業も実現しやすくなるためです。
- 自己分析
- 面接練習
- 書類作成のサポート
- 会社探しのサポート
- 就職先の紹介
転職をしたい場合、必ず転職成功率や卒業生の転職先の業界(Web系、受託系、SESなど)や企業もチェックしておきましょう。
就業保証がついているコースもあるけど、「20社以上応募しないと適用されない」「スクールからの紹介先の企業でないと適用されない」など細かな条件があるので、無料面談などでしっかり確認してからがおすすめだよ!
スクール側も、スキルがどのぐらいつくか分からないのに、就業保証するのはなかなか大変だからね
口コミ・インタビュー
在学生の口コミや、卒業生のインタビューでスクールのイメージを膨らませておくことでミスマッチを減らせます。
インタビュー公開しているスクールの例
また、口コミは、Xのハッシュタグで「#<スクール名>
」で調べることで、実際の声を確認することができるでしょう。
プログラミングスクールの選び方
プログラミングスクールを選ぶ手順は5ステップで行います。
- ステップ①:プログラミングスクールに通う目的を決める
- ステップ②:目的を実現するためのスキルを調べる
- ステップ③:プログラミングスクールをリストアップする
- ステップ④:「プログラミングスクール選びの7つのポイント」を中心に絞り込む
- ステップ⑤:無料相談にいって通うスクールを決める
ステップ①:プログラミングスクールに通う目的を決める
プログラミングスクールに通う目的を決めます。
この時点では、大まかでいいので「プログラミングスクールに通う目的は何か?」「プログラミングスクールで学んだ後に何を実現したいのか?」を書き出すだけでOKです。
- 手に職をつけたい
- 将来的に需要が見込める職に就きたい
- 場所や時間にとらわれない働き方をしたい
- スキルを高めて高年収を実現したい
- プログラミングスキルをつけて副業がしたい
- データ分析やAIを使いこなしてスキルアップしたい
実際に周りで一緒に働いているITエンジニアを見ると、スキルをしっかりとつけることで、高い年収を稼げたり、フリーランスなど自由度が高い働き方をしているよ!
ステップ②:目的を実現するための職種やスキルを調べる
次に、目的を実現するための職種やスキルを調べましょう。
目的を実現する職種やスキルは複数でてくると思うので、候補の職種やスキルをリスト化しておきましょう。
目的 | なり方のサンプル |
---|---|
年収1,000万以上を稼ぎたい | ・メガベンチャーならリーダー、急成長中のベンチャーならマネージャーなどになることで実現可能です。 ・そのため、Web系の自社開発の企業にWebエンジニアとして転職し、スキルをつけます。 ・そして、スキルを高めつつ、メガベンチャーや急成長中のベンチャーに転職を目指していくことで実現できるでしょう。 |
フリーランスになって自由な働き方を実現したい | ・スキルが一定以上あると、フリーランスでも時間単価5,000円(税抜)以上を稼ぐことができます。 ・まずは、自社開発の企業に転職して、スキルを身につけます。 ・多くの場合、同じチームに業務委託のエンジニアの方がいるので、一緒に働きながら自分のスキルが独立できるレベルか考えます。(目安は3年以上) ・独立できそうなスキルが身についたら、フリーランスとして企業と業務委託契約を結んでいきます。 |
プログラミングスキルをつけて副業したい | ・実務経験が数年以上あれば副業は可能です。しかし、実務経験がない場合は、Web制作やWordPressなどの案件規模が小さい仕事の方が受注しやすいです。 ・そのため、Web制作に必要なHTML/CSS、JavaScript、PHP、WordPressあたりのスキルを学ぶと良いでしょう。 |
データ分析やAIを使いこなしてスキルアップしたい | ・本業の成果を高めるために、データ分析、AIなどがどう使えそうかを考えます。 ・そして、そのために、Python、SQL、データ分析、AIなどの基礎を学べると良いでしょう。 |
Web系のエンジニアになりたい場合は、Web系のエンジニアもいくつか職種が分かれており、どのようなスキルが必要かも考えます。
主要なWeb系のエンジニアの職種 | 主な必要なスキル |
---|---|
フロントエンドエンジニア | ・Webのブラウザの表示・動く部分を開発するエンジニア ・HTML/CSS、JavaScriptを学びつつ、React、Vue、Next.js、Nuxt.jsなどのモダンフロントエンドについても学ぶ必要がある |
バックエンドエンジニア | ・Webのサーバーサイドで動く部分を開発するエンジニア ・HTML/CSS、JavaScript、インフラの基礎は必要 ・Ruby、PHP、Javaなどのサーバーサイドでよく使われるプログラミング言語とフレームワークのスキルが必要 |
インフラエンジニア | ・インフラの構築・保守運用をするエンジニア ・コンピュータ、サーバー、ネットワーク、監視ツール、AWS/GCPなどのクラウドの知識やスキルが必要 |
フルスタックエンジニア | ・会社によって範囲はまちまちだが、フロントエンド・バックエンド・インフラを幅広く開発するエンジニア ・必要なスキルは、フロント、バックエンド、インフラエンジニアの必要なスキルを幅広く学ぶ必要がある |
アプリエンジニア | ・iOSアプリやAndroidアプリなどのモバイルアプリを開発するエンジニア ・iOSの場合は、Swift、Objective-C。Androidの場合は、Kotlin、Javaを学ぶ必要がある |
今の時点でどの職種にしようか決める必要はないよ。迷うようなら、フロントエンド、バックエンド、インフラと幅広い知識をつけることができるスクールを選ぶのがおすすめだよ!
Webアプリケーションの全体のスキルがあるとキャリアとして融通がききやすくなるよ^^
ステップ③:プログラミングスクールをリストアップする
ここまでで目的を実現できそうな職種やスキルの候補をだせたので、それらを実現できるプログラミングスクールの候補をリストアップします。
プログラミングスクールは、主に次のような目的でコースが分けられています。
- 未経験からエンジニアに転職する
- 副業・フリーランスになる
- スキルアップをする
なりたい姿に対して、必要な知識やスキルが学べるプログラミングスクールのコースをリストアップしていきます。
なりたい姿 | 必要な知識やスキル |
---|---|
Webエンジニアに転職したい | ・HTML/CSS、JavaScript ・Ruby/PHP/Javaなどのサーバーサイドでよく使われるプログラミング言語 ・SQL、Git/GitHub、チーム開発など |
Web制作で副業したい | ・HTML/CSS ・Webデザインなど |
データ分析/AIをできるようになって業務に活かしたい | ・データ分析でよく使われるPython、SQL ・統計学や機械学習の知識など |
プログラミングスクールがたくさんあってリストアップが大変だー
そうだよね。プログラミングスクールは40以上もあるから迷っちゃうよね
テーマごとにおすすめのプログラミングスクールをまとめているので参考にしてね
ステップ④:「プログラミングスクール選びの7つのポイント」を中心に絞り込む
リストアップしたら、上記で解説した「プログラミングスクール選びの7つのポイント」を中心に3-5社ぐらいに候補のスクールを絞り込みます。
- 受講スタイル
- 想定学習時間や受講期間
- 受講料金
- 学習内容
- 学習支援
- 就業支援
- 口コミ・インタビュー
自分が無理なく受講でき、スキルをつけることで目的が実現できるスクールを選ぶことで失敗する確率を大きく減らせるでしょう。
ステップ⑤:無料相談にいって通うスクールを決める
候補が絞れたら、無料相談や無料カウンセリングにいって不安な部分や不明点を確認して、スクールを決めます。
ほとんどのプログラミングスクールでは、無料カウンセリングや無料体験などを開いています。実際に、スクールに通う前に自分のイメージをカウンセラーの方に質問することで思っていたのと違ったというリスクを減らせるでしょう。
カウンセリングで何を質問したら迷う場合は、「今までのスクール選びで自分が調べたことがプログラミングスクールに通うことで実現できそうか」、「挫折率や転職率などなかなかオープンな場では聞けないこと」を聞くと良いでしょう!
まとめ:失敗しないプログラミングスクール選びは学習目的から
この記事では、プログラミングスクールの選び方のポイントや具体的な5つのステップについて解説しました。
プログラミングスクール選びの前提条件として、学習する目的から逆算してスクールを選ぶことが大事です。
また、実際に自分の目的に合ったプログラミングスクールを選ぶポイントとしては次の7つがあります。
- 受講スタイル
- 想定学習時間や受講期間
- 受講料金
- 学習内容
- 学習支援
- 就業支援
- 口コミ・インタビュー
そして、具体的に、プログラミングスクールを選ぶ際には次の5ステップで行いましょう。
- ステップ①:プログラミングスクールに通う目的を決める
- ステップ②:目的を実現するためのスキルを調べる
- ステップ③:プログラミングスクールをリストアップする
- ステップ④:「プログラミングスクール選びの7つのポイント」を中心に絞り込む
- ステップ⑤:無料相談にいって通うスクールを決める
プログラミングスクールを選ぶのは簡単ではないですが、ここでしっかり選ぶことで、失敗しづらいスクール選びができます。そして、その先の目的を実現しやすくなるのでぜひ頑張ってください!