こんにちは、やなっぎです。
アーリーステージからメガベンチャーまでWebエンジニアとして10年以上活動しています。
プログラミングスクールの受講料を安く抑えたいなー
給付金制度を使えば、スクールの受講料を大きく抑えることができるよ
プログラミングスクールに通いたいけど、価格が高くてなかなか一歩が踏み出せないと悩んでいませんか。
国の教育訓練給付制度を活用できれば、プログラミングスクールの費用を最大56万円ほど抑えることができます。
そのため、この記事ではプログラミングスクールでの教育訓練給付制度について詳しく解説します。
- 自分が給付制度の条件にあてはまりそうかどうか
- 実際の給付額はどのぐらいか
- 給付金の支給を受けるまでの流れ
- 給付金の対象スクールかどうか確認する方法
決して安くないプログラミングスクールの受講料ですが、給付金制度を利用してお得にプログラミングスクールに通いましょう。
目次
プログラミングスクールの給付金制度とは
プログラミングスクールのホームページでは、よく給付制度により受講料の自己負担額が大幅に安くなるとうたわれています。
例えば、RUNTEQの給付金制度では、条件を満たせば、自己負担の受講料が550,000円から165,000円と、最大385,000円給付されると説明されています。
「教育訓練給付制度」は教育訓練としてのスキルアップを支援するために、国が一部費用を教育訓練給付金として支給する制度です。
教育訓練給付制度とは、働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給されるものです。
引用元:教育訓練給付制度|厚生労働省
教育訓練給付制度は、レベルなどに応じて次の3つがあります。
訓練の区分 | 支給額の目安 |
---|---|
専門実践教育訓練 | ・受講費用の50%(上限40万円) ・訓練終了後に雇用された場合は、さらに受講費用の20%(上限16万円) |
特定一般教育訓練 | ・受講費用の40%(上限20万円) |
一般教育訓練 | ・受講費用の20%(上限10万円) |
この内、プログラミングスクールのコースは「専門実践教育訓練」に該当するケースが多いです。
教育訓練給付制度の給付条件と給付額
次に、教育訓練給付制度の「給付条件」と「給付額」について解説します。
給付条件
教育訓練給付を受けるには、雇用保険の加入期間などの条件があります。パート・アルバイトや派遣労働者の方も対象になっています。
給付金対象の主な条件は、次の2つに当てはまる必要があります。
- 在職中、もしくは離職して1年以内
- 給付制度を使うのは初めて、もしくは前回の受講開始日から3年以上雇用保険に加入している
より詳しく知りたい場合は、以下の図で確認してもらうか、ハローワークで支給要件照会の手続きをすると詳しく調べられます。
給付額
給付額は専門実践教育訓練の場合に受講費用の70%(最大56万円)となっています。
専門実践教育訓練の給付金の内訳としては次のとおりです。
項目 | 支給額 |
---|---|
スクール受講による支給 | 受講費用の50%(最大40万) |
スクール受講後に就職された場合に支給 | 受講費用の20%(最大16万円) |
実際の給付制度に対応しているプログラミングスクールでは、給付金を最大限使うことで費用を抑えることができます。
- RUNTEQ:55万円 → 16.5万円(最大38.5万円給付)
- ポテパンキャンプ:44万円 → 16万円(最大28万円給付)
- ディープロ:約80万円 → 約24万円(最大56万円給付)
- DMM WEBキャンプ:約91万円 → 約35万円(最大56万円給付)
- LINEヤフーテックアカデミー:55万円 → 20万円(最大35万円給付)
給付金の支給を受けるまでの流れ
給付金の支給を受けるには、プログラミングスクールを受講する前に、ハローワークで受給資格を確認する必要があります。
そして、スクール修了後に、ハローワークに支給申請をして給付がされるという流れです。
注意点としては、「専門実践教育訓練」の場合、スクールの受講前に、キャリアコンサルティングや受講資格確認を実施する必要があります。
また、給付金の支給は受講後に支給されるため、プログラミングスクールの受講料は先に自分で支払う必要があります。
うまく給付金がもらえるか心配な方は、プログラミングスクールの無料カウンセリングや無料相談会で給付制度の流れについて質問すると良いでしょう。
給付制度の対象スクールかどうか確認する方法
給付制度の対象スクールかどうか確認する一番簡単な方法は、プログラミングスクールのホームページを見ることです。
該当コースが給付金制度に対応している場合は、価格の記載のそばに給付金について書かれていることが多いです。
例えば、ポテパンキャンプの場合、料金の下に給付制度についての説明が書かれています。
まとめ:給付金を活用してお得にプログラミングスクールに通おう
今回はプログラミングスクールの給付制度について解説しました。
給付制度は、厚生労働省の「教育訓練給付制度」で、専門実践教育訓練と認められているプログラミングスクールの受講費用に70%(最大56万円)支給される制度です。
給付金対象の主な条件は、次の2つに当てはまる必要があります。
- 在職中、もしくは離職して1年以内
- 給付制度を使うのは初めて、もしくは前回の受講開始日から3年以上雇用保険に加入している
具体的な給付の流れについては、プログラミングスクールの無料カウンセリングや無料相談会で給付制度の流れについて確認すると良いでしょう。
国の給付制度を活用することで、プログラミングスクールの費用面の心配を減らし、エンジニアとしてのキャリアを歩む人が一人でも増えれば嬉しいです。